ニューメディア時代と水谷麻里の21世紀
ビクターエンタテインメント (2004-02-21)
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1980年代の中頃に“ニューメディア”という言葉が流行していた。今となっては何が“ニューメディア”だったのか意味不明なのだが、民営化前後の電電公社=NTTなんかがその中心的存在となり、今となっては懐かしいキャプテンシステムや、黎明期のパソコン通信、ケーブルテレビ、多チャンネル化、もっとざっくりといえば、プッシュホンの登場なんかもそのざっくりとしたイメージの一部だったような気がする。
1986年にはそんなニューメディア時代を象徴するアイドルソングも登場している。水谷麻里のデビュー曲『21世紀まで愛して』だ。
水谷麻里はデビュー当時はA級アイドルだったけど、活動期間の短さなどから、今となってはB級扱いされがちな存在。
さて、この彼女のデビュー曲は、題名に「21世紀」とあるように、未来予測を踏まえた歌になっている。その歌詞には「カラフルビーム」「ハートの回路」「恋文 片手のラジコンロボット」などの言葉が登場。この辺りの予測レベルでは15年後はほど遠い。せいぜい1年後の学研の『6年科学』の付録すら、これを凌駕したテクノロジーを持っていそうだ。どのみち、15年先の未来予測とは非常に難 しい。
この曲のきわめつけは、「愛してるよってワープロの文字」というフレーズ。『書院』『文豪』『ルポ』『オアシス』といった機種が人気を集めていたワープロ専用機は当時のニューメディアだったが、残念ながら21世紀まで生き残ることはなかった。
水谷麻里の活動期間は1986~1987年、年齢で言うと14歳から16歳の約2年間に過ぎない。この当時、ある雑誌の対談で知り合った漫画家・江口寿史と交際を始め、(おそらく彼女が18歳になるのを待っていたのだろう)その後の1990年に18歳で結婚した。
恐ろしいほどの手の早さを披露した江口寿史だが、本業の漫画家としては遅筆で有名。代表作『ストップ!! ひばりくん!』などでの才能は誰もが認めるところだが、“ひばりくん”を始めとする多くの作品が未完のまま放置されている。
`90年代には引退もささやか れた江口だが、21世紀になっても健在。現在は『キャラ者』を『ぴあ』で連載中。毎回1ページの連載でも時折落とすのがさすが。そして、妻との結婚生活は 21世紀まで続行しているようだ。
(初出:週刊アスキー連載「恋のDJナイト」2007.12)
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江口寿史といえば、「ストップ!! ひばりくん!」よりも、「すすめ!パイレーツ」のほうが思い入れがありますね。
随所に見られた「おじさんはね・・・」のロリコンネタと、記事の「おそらく彼女が18歳になるのを待っていたのだろう」がディゾルブしました。
投稿情報: もこ | 2009年4 月 2日 (木) 05:33