2010年5 月12日 (水)

飛行機嫌いの偉人伝 その1 デニス・ベルカンプ このエントリーをはてなブックマークに追加

Bergkamp

【デニス・ニコラス・マリア・ベルカンプ Dennis Nicolas Maria Bergkamp】

かつて“空飛ぶオランダ人”の異名をとったのはヨハン・クライフである。その一方、“空飛ばぬオランダ人”と呼ばれるべきサッカー選手がいる。

その選手の名はデニス・ベルカンプ。イングランド・プレミアリーグ・アーセナルの所属選手として05/06年シーズンを最後に引退。`98フランスでのアルゼンチン戦、ゲーム終了間際にフランク・デ・ブールからの約50メートルのロングパスをぴたりとワントラップで止め、次のタッチでディフェンダーを交わし、右足で決めたゴールはこれまでのサッカー観戦歴のなかでも、最も興奮したゴール。


彼を“空飛ばぬ~”と呼んだのは、彼の“大の飛行機嫌い”に由来している。欧州の強豪チームでは、通常リーグ戦の合間にカップ戦で国外のチームと遠征試合をすることが多い。ベルカンプは他のチームメイトが飛行機で移動する中、クルマで10数時間かけて移動する。そして、遠征への帯同を拒否することも少なからずあった。

噂によるとアーセナルと交わしている契約の中に“飛行機での移動が必要な遠征の拒否認める”という項目があったという。多分本当の事だ。おかげで、ベルカンプ在籍時代、リーグでは常に上位を狙う位置につけていたアーセナルも、カップ戦の成績はいまいち奮わなかったのは、ベルカンプがいなかったからだろう。

このベルカンプの飛行機嫌いの理由には諸説ある。友人を飛行機事故で無くした説。もうひとつは、以前飛行機で爆弾テロ騒動に巻き込まれたというもの。真偽の程はわからないが、`94アメリカ大会では飛行機で大西洋を渡っているはずなのだ。飛行機嫌いはそれ以降の話なのかもしれない。

■代表引退の理由

ベルカンプは、2002年W杯予選を前に代表引退を宣言している。もちろんマスコミ(当然ファンも)は、その理由を“日本まで飛行機に乗って行くのが無理なせいだろう”と書きたてた。ベルカンプは、インタビューでそれを否定するコメントを出している。「俺はそんな理由で代表チームから引退す るんじゃない。まだ俺が必要だって言うのなら日本でもどこでも行ってやるさ。飛行機嫌いなんか克服できるんだ」(出典は不明)。
しかしオランダ は予選を勝ち抜くことができなかった。その原因のひとつはベルカンプが代表に戻ってこなかったから。

アーセナルファンも、オランダ人も皆、口をそろえて「ベルカンプが飛行機嫌いじゃなかったら今ごろ……」と思っていただろう。でも、それはディエゴ・マラドーナやエリック・カントナが人格者だったら……というのと同じ。飛行機嫌いとベルカンプという才能は、2つでひとつなのだ。

2007年6 月11日 (月)

鉄道とフットボール このエントリーをはてなブックマークに追加

Tarainfootball

かつてロッド・スチュアートは、鉄道とフットボールが大好きな少年だったという。

ちなみに今でも現役の鉄道模型のコレクターなんだとか。鉄道模型は英国紳士のたしなみのひとつ。世界の鉄道ファンに関してはWikipediaの鉄道ファンで触れられていて、興味深い。

さて、このロッド少年が愛した、鉄道とフットボール、どちらも19世紀の英国で生まれており、なにかと共通点は多い。

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2006年6 月18日 (日)

サッカーと愛国心(独唱) このエントリーをはてなブックマークに追加

ブログ界隈で語られている愛国心とサッカーの話はあまり理解できなかったけど、サッカーのナショナルチームへの愛と愛国心が関係ないなんてことは考えたことも無かった。

オリンピックだと「世界平和への国際貢献活動の1つ」とかいうもっともらしい枕詞が付きがちだけど、ワールドカップは多分そんなきれいなもんじゃないよなあ。

親愛なる深町先生の言に逆らうのは心苦しい(「サラ金のCMに出ていたおっさんがしょうもなかっただけ」には超賛同)けどサッカーと国家というテーマで書いてみた。たかがサッカーごときで国家や民族の話を持ち出すなという意見には、たかが国家や民族くらいでサッカーを語るなと投げ返したいね! 今日だけは!

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著書

about::フリーランス編集者・ライターの速水健朗のブログ。ディスコや歌謡曲などについて。

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