« 2010年11 月 | メイン | 2011年1 月 »

2010年12 月31日 (金)

2010年に『ハワイアン・ドリーム』を観た感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

今年2010年を振り返り、いろいろなことがあった中で、ひとつ特別だったことを選ぶとなると、23年ぶりに劇場のスクリーンで観た『ハワイアン・ドリーム』と、その後、川島透監督と直に話をさせていただいたという体験になる。これまでも、この映画のよさはあちこちで語っていたことなんだけど(ブログで書いた感想はこちら)、改めてみてこの映画の素晴らしさを再確認した。

ちなみに、2011年1月2日には、CSの日本映画専門チャンネルでの放送がある。DVD化されていないので、お見逃しなく。

ここでは、スクリーンで観た感動、監督と話ができたことの感動が熱として残っている2010年の内に、再び映画の感想を記しておく。

優れた映画は、冒頭3分ですべてを言い尽くす。『ハワイアンドリーム』の冒頭が、まさにそれだと思う。

場末のバー。歪んだ「君が代」が流れている。「君が代」でチーク踊ることを日課にしている老人たち。彼らは、若い頃に日本から移民してきた移民一世たち。このハワイで未来を夢見て、苦労を重ね、そして、成功したかどうかはともかく、楽しく生きている。そんな連中だ。彼らの心情は、歪んだ「君が代」に代弁されている。日本への屈折した思い。それでも今日を楽しむ、生きることへの肯定といったところか。

彼らをクルマで家まで送り届けるジョニー大倉と時任三郎。彼らは、自分たちのなれの果てである老人たちに優しい。さらに、バーのママである桃井かおりを、自宅まで送る。2人はオープンカーで、日が昇る朝のハワイ街に向かって走り出す。

ジョニー「『ハブ・ア・ナイス・ドリーム!』か、かっこいいね」
時任「なにいってんの。もう朝だよ。夢見る時間なんてあるわけないでしょ」

この台詞終わりのタイミングで竹内まりやの『夢の続き』のイントロがかぶさる。車は走り出し、それに合わせてカメラがパンする。ゴミゴミとした路地にクルマが入っていく。カメラが上を向いて遠景を捉えると、そこにはハワイの火山と海と青空が映る。さらにカメラがゆっくり右にパンすると、ワイキキの巨大な都会の街並の風景が広がる。この風景をバックにタイトルが入る。

この映画の主題がこのワンカットに集約されている。彼らが生活するゴミゴミとしたアップタウンの向こうには、夢のダウンタウンやビーチが広がっているのだ。

このオープニングは、曲も含めてYouTubeでも見られるのでぜひ見て欲しい。

 

ジョニー大倉と時任三郎は、日本でやくざの組織と対立してハワイに逃げてきた独立したチンピラコンビ。ギャングもやくざも、土地に根ざし、そこから収益を吸い上げるという経営主体である。これは世界共通。川島作品の「ちんぴら」は、みなそこから切り離された都会に浮遊する存在である。川島作品は、どれも彼らが根無し草であり続けるための闘争を描いている。

ハワイは、移民の集合体のような島である。構成比をみると、アジア系がもっとも多い。みんな他所からやって来て、ここでの成功を夢見ている。アメリカが移民たちに開かれた場所であり、アメリカン・ドリームという言葉があったのと同様、ここにはハワイアンドリームが存在する。

ジョニーと時任の2人は、この島で日本人観光客相手に、マリファナやコカインの偽物を売りつけて生計を立てている。そんな彼らの日常が、ある日突然脅かされることになる。

違法な移民である彼らは、一人の刑事から脅迫される。強制送還になるか、警察に協力して、街を牛耳るイタリア系のマフィアのボス・モランの摘発に協力するか。二者択一を突きつけられるのだ。人を怒らせることにかけては、2人は天才的な能力を持っている。根無し草は、地に足のついた人々を本質的に不快にさせるのだ。

彼らは悩む。根無し草なりに恋人もいるし、ハワイでの生活への愛着も湧いている。それ以上に、彼らは自由であることを選んだ身。何者かの命令の下で動くことは信条に反する。

さて、この映画の裏テーマは、ハワイで暮らす移民たちの「夢の成就と喪失」だ。
夢が成就するのは、冒頭のバーを営む桃井かおり。彼女は、バーで働きながら日本人向けのラジオ局で働いている。それが、局専属のDJに昇格する。

一方、時任の恋人であるカレン(タムリン・トミタ)は、夢破れる側の人間である。カレンはダンスで身を立て、ブロードウェイを目指すダンサー。CMの仕事でチャンスを得た彼女だが、ある晩、急に失踪する。彼女は役を降ろされたのだ。理由は、彼女がアジア系だから。スポンサーが求めていたのは、白人だったのだ。

時任は、夜の街をかけずりまわり、カレンを見つける。怒りを時任相手にまくしたてるカレン。

「夢だけ与えてチャンスはくれないアメリカ」
「例え途方もない夢でも、私は夢見ずにはいられない。ここはアメリカだから」

絶望しながらも、ここでの夢にかけるしかないというカレンの想い。彼女もまた根無し草でありながら、その意地を貫くひとりなのだ。しかし、この台詞を受けとめる時任は「スピーク・ジャパニーズ!(日本語で話せよ)」としか返せない。話が通じていないのだ。時任演じる達彦は、英語が苦手である。いや、もしかしたら時任は彼女の言葉がわかっているのかもしれない。絶望する彼女に、何も返してやる言葉が見つからないのだ。

このシークエンスと前後するが、桃井かおりとジョニー大倉の会話も良いシーンだ。桃井かおりは、リスクのある闘いを決意しているジョニーに「結婚すれば、永住権がとれるの知ってた」と切り出す。だが、ジョニーは「あいつを見捨てる訳にはいかない」と返す。「あいつ」とは相棒の時任のこと。ジョニーは桃井を置いてこの島を去る覚悟をしている。つまり、このシーンは2人の別れのシーンなのだ。桃井はそれを察している。ジョニーは何かを口走ろうとする。その瞬間、桃井はその口を口づけで封じる。この2人は冒頭からキスばかりしているが、ここでのキスだけが特別の意味を持っている。

この2つのシークエンスから、川島透らしい演出の仕方が見てとれる。良い台詞なのに言葉が通じてないというすかしを入れる。感情を台詞で説明せずに、あえて日常的な行為を代入して役者の演技で語らせる。なるほど。

こうして、残していくものとの決着を付けた2人は、クライマックスであるマフィア相手の大立ち回りに向かう。彼らは、かつて日本軍として戦った経歴のある日系人のおじいちゃんたちを味方に引き入れる。彼らにとっては、太平洋戦争の二回戦である。彼らは、街中を混乱させる大騒ぎをやらかし、2人はこっそりと脱出に成功する。

桃井かおりは、自分のラジオ番組のなかで、ニュース速報が入り、顛末を知る。彼女はニュース原稿を読む。街中の混乱で、その大多数を検挙したが主犯格の2人は逃亡中。桃井はジョニーたちがうまくやったことを知る。

同時に、これは別れのシーンだ。ここでの桃井かおりの演技が素晴らしい。台詞としては、ニュース原稿、提供読み、そして「ハワイはいつでもあなたを待っています」というフレーズだけしかない。このフレーズは、番組の最後に必ず読み上げる定型の文句で、これまでにも出てくるもの。このシーンにいっさいの説明台詞はない。ここで桃井は、表情と声音だけで、すべての感情を表現するということをやってのける。すばらしい。

最後のシークエンスは、独立記念日のパレードのシーン。軍楽団の演奏するD-DAYマーチが鳴り響く中、マフィアのボスモランはジョニーと時任を探し、刑事はモランを逮捕しに向かう。楽団は、いつの間にかアメリカ国歌を奏でている。この映画は、「君が代」で始まり、「星条旗よ永遠なれ」で終わるのだ。

モランは、最後、第七艦隊の空母の乗組員に混じって敬礼をしている2人を見つける。彼らは、海軍の将校を金で買収して、まんまと逃げおおせたのだ。空母に向けて銃を撃つモランは、「反逆罪」で逮捕される。

2人は、大勝負に勝つ。これは、単にマフィアに勝ったということではない。彼らは、最後まで誰にも従属することなく、自分たちの意思を貫いたのだ。刑事の手助けをしたのではなく、彼をも出し抜いて、第七艦隊というとてつもないでかいものを持ち出し、モランと刑事を出し抜いた。

この映画の題名にもある“夢”という意味では、彼らの夢、おそらく成功して金持ちになるといった夢は叶わなかった。だけど、誰にも従属しないという“自由”への意思は曲げずに彼らは、生きていく。根無し草の不屈の意思と根性。それをもって、彼らは自分の仕事を貫く。そして、夢はつづいていくのだ。

竹内まりやの主題歌は、この映画の主題のリンクしている。

昨日と同じ一日が暮れて
彼女は深いため息とともに眠る
果せなかった約束
またひとつ増えただけ
それでも明日を夢見る

誰の人生においても、毎日が光り輝いているわけはない。むしろ、同じような毎日しかやってこない。今年も今日で最後だけど、明日になれば、今年と同じ来年がやってくる。それでも自分の仕事を貫き、明日を夢見て生きる。そんなふうに生きるのは悪くないなと思う。映画冒頭のじいさんたちみたいに。

では、良いお年を!

2010年12 月25日 (土)

「ショッピングモーライゼーション」ブックガイド15 このエントリーをはてなブックマークに追加

思想地図β vol.1
思想地図β vol.1
posted with amazlet at 10.12.25
東浩紀
合同会社コンテクチュアズ
売り上げランキング: 50
好評発売中「思想地図β」のショッピングモール特集の中で、「ショッピングモーライゼーション」という造語を用いてショッピングモールに近似する現代の都市の姿を表す論考を書き、商業、都市計画、交通の3つを横断した二〇世紀の年表をつくりました。 論考や年表をつくるのに必要とした資料、参照した本、趣味で読んだけど関係している本などもまとめておきたいと思います。
創造の狂気 ウォルト・ディズニー
ニール・ガブラー
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 29521

 

↑論考の冒頭で取り上げた、ウォルト・ディズニーの都市計画への興味、テーマパークとしての「EPCOT」ではなく、ウォルトの実際の都市計画を取り上げている。論考には写真が使えなかったけど、この写真はとても入れたかったもの。

 

Epcotcutaway

ベンヤミン・コレクション〈1〉近代の意味 (ちくま学芸文庫)
ヴァルター ベンヤミン
筑摩書房
売り上げランキング: 25172

 

↑一九世紀のパリの町並みの変化とパサージュ(アーケード)の誕生に触れたエッセイが掲載。

 

消費社会の神話と構造 普及版
ジャン ボードリヤール
紀伊國屋書店
売り上げランキング: 7836

 

 

↑1970年の本。当時ベルサイユ近郊に出来たショッピングモールについて触れている。ボードリヤールは、ショッピングモールを「都市全体に広がったドラッグストア」と称した。

 

百貨店の博物史
百貨店の博物史
posted with amazlet at 10.12.25
海野 弘
アーツアンドクラフツ
売り上げランキング: 662197

 

↑一九世紀に生まれた百貨店を博物的に扱っている。

 

覇者の驕り―自動車・男たちの産業史〈上〉 (新潮文庫)

 

ディビット ハルバースタム
新潮社
売り上げランキング: 230206

 

覇者の驕り―自動車・男たちの産業史〈下〉 (新潮文庫)
ディビッド ハルバースタム
新潮社
売り上げランキング: 250831

 

↑T型フォードの大量生産“フォーディズム”から、日本の自動車産業の発展・労働闘争、生産管理の技術、自動車産業に陰りが見える70年代の米中西部の内幕など、幅広く自動車産業の歴史を追ったとにかくおもしろい本。僕は個人的にはハルバースタム風に、商業技術とショッピングモールの歴史についてドキュメントを書いてみたいと思う。

 

サバービアの憂鬱―アメリカン・ファミリーの光と影
posted with amazlet at 10.12.25
大場 正明
東京書籍
売り上げランキング: 827039

↑アメリカのサバービアとその文化について書かれた抜群におもしろい本。ネットで全文読めるが、本は入手困難。文化論としてのショッピングモールは、今回あまり触れられなかったが、この本のような手つきでショッピングモールが登場する映画などに触れていく本とか誰か書かないかな。ちなみに、この本で、ショッピングセンターとショッピングモールの定義の違いが語られてますが、今回僕は採用しませんでした。

 

America's Marketplace: The History of Shopping Centers
Nancy E. Cohen
Intl Council Shopping Centers
売り上げランキング: 1218296

 

↑アメリカでは、ショッピングセンターの歴史の本はちゃんと刊行されています。ただ、あまり厳密な歴史を辿っているというわけではないけど。

 

ハイウェイの誘惑―ロードサイド・アメリカ (カリフォルニア・オデッセイ)
posted with amazlet at 10.12.25
海野 弘
グリーンアロー出版社
売り上げランキング: 826224

 

↑上で取り上げた百貨店の本に引き続き、海野弘によるアメリカのハイウェイから見る郊外文化という本。インターステイトハイウェイがアメリカ文化の分岐点だったことを説いたもの。この人の仕事、目のつけどころにはとても刺激を受けます。

 

消費社会の魔術的体系 (明石ライブラリー)
ジョージ リッツア
明石書店
売り上げランキング: 379813

 

↑あらゆる商業空間がショッピングモール化する現状について書いているという意味では、ドンぴしゃな一冊なんだけど、テーマ以外はつまらない本だと思いました。

 

ディズニー化する社会 (明石ライブラリー)
アラン ブライマン
明石書店
売り上げランキング: 362617

 

↑テーマパーク側からショッピングモーライゼーションを語っている一冊。

 

レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈上〉
posted with amazlet at 10.12.25
トーマス フリードマン
草思社

売り上げランキング: 62383

 

 

レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈下〉
トーマス フリードマン
草思社
売り上げランキング: 60927

↑ジャーナリストが、90年代初頭に政治と経済と技術を同時に把握し、世界を見ることの重要さに気がつき、グローバリゼーションというテーマを見つけるという興味深い一冊。この本のマクドナルド理論をアレンジし「“ショッピングモールにGAPが進出している国、及びそのサプライチェーンに組み込まれた国同士は戦争をしたからない」と書きました。

 

アメリカ大都市の死と生
ジェイン ジェイコブズ
鹿島出版会
売り上げランキング: 62141

1961年の段階で、都市のスプロール化を批判した女性ジャーナリストの手によるもの。大定番だけど、抄訳ではないものが昨年ようやく刊行された。ネットで訳者(山形浩生)による後書きが読める

 

都市のセンター計画 (1977年)
中津原 努 ビクター・グルーエン
鹿島出版会
売り上げランキング: 1473757
↑都市計画家でショッピングモールの産みの親の1人であるビクター・グルーエンが、なぜショッピングモールの建設に血道をあげたのかがわかる貴重な本。若き日の八束はじめ氏が、実はグルーエンの翻訳に関わっていたとご本人から伺った。

2010年12 月20日 (月)

「思想地図β」ショッピングモール特集できました このエントリーをはてなブックマークに追加

思想地図β vol.1
思想地図β vol.1
posted with amazlet at 10.12.20
東浩紀
合同会社コンテクチュアズ
売り上げランキング: 27

僕が、ここ数年を費やしたショッピングモールにまつわる取材・研究の集大成が、『思想地図β Vol.1』における、「ショッピングモーライゼーション」特集という形で、発表できることになりました。 新創刊の思想雑誌の巻頭大特集がショッピングモール! いや、これは熱いです。そして厚い! 僕はこの特集で、論考と浅子さんとの共同作業である年表(これ力作なので読み飛ばさないでね!)に関わっています。あと座談会2本も。

 

この特集が生まれた経緯を、ここにだけ記しておきます。3年前の2007年当時、週刊アスキーでの東浩紀氏、桜坂洋氏、清水亮氏による、未来の社会を予測する鼎談連載「2040年の週刊アスキーをつくる」というギートステイトのスピンオフ企画があり、僕はその担当編集者でした。このときの東さんの「未来の都市を考える上で、ショッピングモールって重要なんじゃないの」という趣旨の発言が、言ってみればこの特集の動き始めた最初の瞬間です。 以後、東さんと「ショッピングモールにはなんかあるよね」という漠然とした予感を共有しながら、時を過ごしてきました。
当時、東さんはすでに“消費を媒介としたグローバルなミドル層の連帯”という、創刊の言にある視点を提示していました。僕はそれを受け、「現代の社会や都市空間を考える上での重要な軸点」として、ショッピングモールについて考えを巡らせるようになります。僕にとってのこの特集は、あの時に投げられたキャッチボールの球の3年越しの返球です。

 

その後、コンテクチュアズの李さん浅子さんとの接点も、主にショッピングモール研究を介して発展しました。建築の知識などの多くはこの2人から学びました。それで、この創刊号の特集に至ります。もっとやれたんじゃないかという反省もありますし、東さん、李さん、浅子さんと仕込んだのに、もれてしまったものがたくさんあります。とはいえ、現時点での精一杯のものができたと思います。ぜひ、お手にとって頂ければと思います。
現在の東京を見ると、都市のあらゆる場面がショッピングモールと化している現実が目に飛び込んでくる。六本木ヒルズもオフィス棟や住居棟を備えたショッピングモールであるし、新しい東京のランドマークになる東京スカイツリーも、その麓にはショッピングモールが併設される。また、東京の新しい玄関口となる羽田の新しい国際旅客ターミナルには、江戸の町を模した店舗街「江戸小路」が併設されたが、これもまさにショッピングモールである。都市の人が集まる場所、ハブになる場所の建設計画、再開発計画、リゾート開発は、必ずショッピングモールを中心、もしくは併設されることを前提としたものとしてでなければ立案不可能であるかのようになっている。これは、東京に限らず世界の都市で起こっていることである。こうした都市におけるショッピングモール化の現象が、いつどのように起きていったのか。『なぜショッピングモールなのか?』より抜粋

以下、『思想地図β VOL.1』の目次です。

【特別企画1】
非実在青少年から「ミカドの肖像」へ
――猪瀬直樹+村上隆+東浩紀

【巻頭言】
『思想地図β』創刊に寄せて 東浩紀

--------------------------
【特集第一部】
ショッピングモーライゼーション 監修|速水健朗

  • 神の都市 -The Prototype of CITY 2.0- 藤村龍至
  • やる夫よろずの神および都市 梅沢和木
  • なぜショッピングモールなのか? 速水健朗
  • ショッピングモーライゼーション年表 速水健朗
  • ショッピングモールから考える――公共、都市、グローバリズム
    ――北田暁大+南後由和+速水健朗+東浩紀
  • ショッピングモール的都市の未来――都市とテーマパークの間
    ――速水健朗+森川嘉一郎+浅子佳英+東浩紀+李明喜
  • 郊外文学論――東京から遠く離れて 宇野常寛
  • 二一世紀と時間技術 廣瀬通孝
  • テーマ化される消費都市 鈴木謙介
  • ブックガイド 10 速水健朗+松山直希+浅子佳英

--------------------------
【特集第二部】
パターン・サイエンス 監修|李明喜

  • パターンの可能性――人文知とサイエンスの交差点
    ――井庭崇+江渡浩一郎+増田直紀+東浩紀+李明喜
  • 鳥の複雑なツイートとその進化的デザイン 笹原和俊
  • 行動経済学と他人の心
    ――リバタリアン・パターナリズムの再検討 川越敏司
  • 系譜の存在パターンと進化の生成プロセス 三中信宏
  • Living Technology 池上高志
  • ブックガイド10 中川大地+李明喜

--------------------------

  • テクノロジーと消費のダンス
    ――クラブカルチャー、音響、批評 菊地成孔+佐々木敦+渋谷慶一郎
  • セレブリティとオタク――ポップアートの新しい資源 福嶋亮大
  • インフラクリティーク序説
    ――ドゥルーズ『意味の論理学』からポスト人文学へ 千葉雅也
  • コム デ ギャルソンのインテリアデザイン
    ――「表層」から「接面」へ 浅子佳英

--------------------------
寄稿者一覧
編集後記・奥付
Shisouchizu beta vol.1 English Abstracts and Translations

【特別企画2】
 アニメージュオリジナル特別版「フラクタル」

2010年12月21日より書店に並ぶ予定です。ただし、この雑誌は、取り次ぎを通さずに流通しているものなので、取り扱いは、一部の書店に限られるようです。他にも、上のアマゾンのリンクや、直接購入できる『思想地図β』特設サイトなどで入手できます。

<追記> 年内品薄確定とのこと。書店配本分をゲットするのが吉!

2010年12 月 3日 (金)

団地団(大山顕+佐藤大+速水健朗)2010年12月12日開催 このエントリーをはてなブックマークに追加

『カウボーイ・ビバップ』『攻殻機動隊S.A.C.』などの脚本家・佐藤大さん、団地、ジャンクション写真集などの大山顕さんと僕の3人です。 映画や漫画などで描かれる「団地」を映像作家、団地マニアそれぞれの視点で語るイベントです。

この2人の専門家と並ぶと僕の立ち位置が微妙ですが、団地(大量供給住宅)の生まれる時代背景、都市計画史などの文脈について勉強中といった感じでしょうか。ここでは団地にまつわる生活、家族、建築、都市計画、デザイン、関連作品(映画、ドラマ、小説ほか)をひっくるめた総合文化的側面、つまり「団地カルチャー」を今一度掘り起こしてみたいと思います。

ちなみに佐藤大という脚本家は、作品に膨大な背景(間テクスト性)を加えることをやってきた人で、彼の関わる作品はどれも、とても背景の読み甲斐があります。この日は、その辺も触れられたらと思います(ちなみに僕は佐藤氏のライター時代の発単著『ジェネレーションN』刊行時にまっ先にインタビューに駆けつけたファンでもあります)。

それで先日、イベントの打ち合わせて3人の持ちネタを確認しあったところ、相当膨大な量になることが判明w これは一度ならずシリーズ化したいねえという話で盛り上がっています。それが可能かどうかは、初回の集客次第ということで、手応えのあるものをと懸命に仕込んでいます。なので是非よろしくお願いします。

■団地団夜 vol.1 団地トーク ~団地妻もあるよ~
【日時】2010年12月12日(日) OPEN18:00/START19:00

【場所】新宿ロフトプラスワン (新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 TEL 03-3205-6864)
【出演】団地団(大山顕、佐藤大、速水健朗)
【料金】前売¥2000(飲食別)当日未定 -前売はローソンチケットにて【L:34654】発売中

 

  


↑団地登場作品年表(暫定版)

COWBOY BEBOP 1st.Session [DVD] 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Blu-ray Disc BOX 1 団地の見究 工場萌え

著書

about::フリーランス編集者・ライターの速水健朗のブログ。ディスコや歌謡曲などについて。

検索

  • 検索
     

Amazon

 
Powered by TypePad
track feed