鉄道とフットボール
かつてロッド・スチュアートは、鉄道とフットボールが大好きな少年だったという。
ちなみに今でも現役の鉄道模型のコレクターなんだとか。鉄道模型は英国紳士のたしなみのひとつ。世界の鉄道ファンに関してはWikipediaの鉄道ファンで触れられていて、興味深い。
さて、このロッド少年が愛した、鉄道とフットボール、どちらも19世紀の英国で生まれており、なにかと共通点は多い。
世界初の商業鉄道は、1825年イギリスのストックトン・ダーリントン間で開通した。
鉄道の誕生がもたらしたものに、全国標準時という概念がある。鉄道の運行には正確な統一時間が欠かせない。日本も明治期に鉄道が全国を通るようになり、はじめて正確な時間を知る必要が生まれ、時計が売れるようになったという。
一方、フットボールの起源は中世までさかのぼること可能だが、競技として成立するのはやはり19世紀前半のこと。ラグビーとすら未分化だったフットボールは、鉄道の普及により遠征が可能となり、標準時にて試合時間が固定されるようになっていく。
蒸気機関が発明され鉄道を生み、鉄道が移動の手段と標準時を広め、それがサッカーの統一ルールを生んだということになる。
このようにほぼ同時に生まれた鉄道とサッカーは、大英帝国の植民地政策に多大な貢献を及ぼす。 鉄道が植民地から資源や収穫物を運ぶために不可欠だったのはいうまでもないが、サッカーも、植民地の住民に健康促進や規律を植え付けるという目的でもたらされ、時には宗主国vs植民地という試合が行われ、宗主国の人種的優位を示す道具としても活用されるようになる。
ちなみにインドの独立運動は、サッカーの試合で英国チームに勝ってしまったことから民衆運動が起こり、独立への気運が高まったいったったといわれる。
それ以外に鉄道とサッカーを巡るトピックがないかと調べてみたら、サッカー王国ブラジルで最初に行われたサッカーの試合は、鉄道会社とガス会社の試合だったようだ。日本では、電鉄会社は、近鉄、阪急、阪神、西武などを見るとわかるように、野球との縁が深いが、JリーグのJEFユナイテッド千葉は、元々古川電工とJR東日本が合併して出来たチーム(確かJr East & FurukawaでJEF)。
元鉄道員のサッカー選手がいないかと調べたけど、とりあえず見つからなかった。(元鉄道員のロックンローラーなら藤井フミヤがいるんだけど)。あと、“超特急”とか“暴走機関車”とかいうニックネームの選手がいそうなものだけど、辛うじて元スペイン代表のフェルナンド・イエーロが“機関車”と呼ばれたという記述があった。イエーロはよく知っている選手だけど、そんなあだ名は知らなかった。
おしまいに関連図書を挙げておきます。
日本経済評論社 (1996/09)
売り上げランキング: 191547


サッカー好きは鉄オタ多いです、遠征によく行くってのもありますが、どっちが先なのか問い正したい場合も。
投稿情報: ayuasano | 2007年6 月11日 (月) 12:40
多いのかあ。僕はカウチサッカーファンなので(笑)。ヨーロッパのサッカーファンはカップ戦のたびに電車で大移動してそうですが。
投稿情報: gotanda6 | 2007年6 月15日 (金) 15:46