次世代車両N700系試乗と人類の進歩と調和
JR東海・西日本が共同開発した次世代車両N700系の試乗会に参加してきた。鉄道オタク一年生というのをあちこちで連呼した甲斐があった。
7月1日より投入されるこのN700系、なかなか大規模なキャンペーンを展開していて、CMなどでもよく目にする。
これまで新車両の投入って、これほどまでに力を入れていたっけ? と思ってしまうが、N700系の投入は、東京―大阪間におけるここ数年の飛行機vs新幹線競争における決定打なのだ。JRにとってこの車両は1年戦争におけるビグザムともいえる戦略的な価値を持つ。
とか適当に考えてみた。
今回の試乗会では、 ありがたいことにグリーン車に乗せてもらえたんだけど、まさにここが主戦場。
考えてみたら、僕は新幹線のグリーンなんか乗ったことがなかった。だから、この試乗会の翌々日に、新幹線で名古屋に行く機会があったので、自腹を切り、現行の700系のグリーン車に乗ってみた。そうすると、N700系の新グリーン車に比べて、かなり無骨な感じがした。ガタガタという小刻みな揺れも感じた。
N700系のグリーン車の座席は、明らかに飛行機の座席を意識しているのがわかる。
この写真でもそのラグジュアリー感は伝わるはず。
しかも、席ごとに電源が付いてるし、席の前のテーブルはノートPCを乗せるようにA4で設計されているしと、2時間25分(東京-新大阪間の所要時間)を仕事にフル活用したいビジネスマン向けた仕様。これで無線LANさえあればいうことないんだけど、それは7月1日は間に合わないが、対応予定らしい。
試乗の感想はそんなところで(別に義務づけられてない)、試乗会で新大阪まで連れて行ってもらえたので、向こうで万博記念公園まで遠征して、太陽の塔を見に行くことにした。そもそも、新幹線と万博の間には深い関わりがある。
長い話をすると、初代新幹線は東京オリンピックに会わせて1964年に開通。1970年の大阪万博に合わせて輸送力の大幅増強が行われた。当時の国鉄が、万博で増強した輸送力を、国内旅行の需要拡大に移転させようともくろんだのが、戦後最大級の広告キャンペーンとなった“ディスカバリージャパン”。アンノン族も同時期に生まれている。
自著『タイアップの歌謡史』には“戦後の巨大イベントと流行歌の関わり”というテーマもあったので、この関連の資料に大量に当たったせいもあり、一度万博の跡地を訪れてみたかった。ちなみに新幹線は駅に到着する前のメロディに『いい日旅たち』を使っているが、この曲も“ディスカバージャパン”キャンペーンの一端として生まれたもののひとつ。
新大阪からは万博会場と新大阪を結ぶために開通した北大阪急行電鉄に乗る。ただし今では一歩手前の千里中央の駅までしか行っていない。そこからはモノレールを使って万博公園前へ向かう。ちなみに千里ニュータウンは日本最初のニュータウン。どことなく昭和の雰囲気があちこちからにじみ出る。
万博跡地のエクスポランドは例のジェットコースター事故でまだお休み中。
おかげで土曜日にしては閑散とした雰囲気。万博公園の駅からは、エクスポランドとモノレールと太陽の塔と高速道路を一度に見渡すことができる。同行者の「高度経済成長の風景だねえ」のひと言がまさに言い得て妙だった。
最新車両→モノレール→太陽の塔 というタイムスリップに近い小旅行だった。
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「ディスカバリー」じゃなくて「ディスカバー」ですよ。命令文。
投稿情報: zokkon | 2007年6 月23日 (土) 17:51