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2007年2 月19日 (月)

吉川晃司のコンプレックス このエントリーをはてなブックマークに追加

日経エンタテインメント別冊の80年代ロック特集を立ち読みしてきた。

『J-ROCK80’s』
http://bpstore.nikkeibp.co.jp/item/main/094111690600.html

中学時代とドンピシャはまってる内容なんだけど、当時の僕はアイドルポップスしか聴いてなかったので、ボーイもブルーハーツもユニコーンも嫌いだった。この頃熱心に聞いてたのは南野陽子とラ・ムーと少年隊と少女隊かな。だから、上のムックで取り上げられている中で当時聞いていたのは吉川晃司くらいだ。

その吉川晃司のインタビューがおもしろかった。

インタビュアーが“当時、ロックでデビューしたのにアイドルとして受け入れられてしまった悲劇”というスタンスで質問をしていて、吉川はそれに対して、俺のロックを語っている。

ロックとは何かというこのムックそのものが抱えている(と少なくとも僕は考えさせられた)問題への答えを、吉川だけは答えてくれている感じ。

吉川晃司は当時紛れもなくアイドルだった。 吉川はナベプロから鳴り物入りでデビューした。ちなみにナベプロは「広島にスゴい奴がいる」という手紙を受け取り、実際に見に行って吉川をスカウトしたのだけど、その手紙を出したのはなんと吉川本人。自ら好んでナベプロに近寄ったのだ。なんて微笑ましいエピソードだ。

所謂芸能界の中心みたいな所から出てきた吉川晃司と、BOOWYの布袋寅泰がCOMPLEXを結成して、ロックをやりたい吉川とビジネスをやりたい布袋という喧嘩の仕方をしたのは象徴的

昨日の風はどんなのだっけ?

 

これを読んでCOMPLEXというのは、芸能界とロック界の複合であり、吉川のロックへの劣等感だったのかと納得した。

吉川晃司についてはいろいろ検証したいことがある。デビュー作『すかんぴんウォーク』のオープニングは、どこからか泳いできた吉川が東京に辿りつくシーンだったはず。今になって思えば、これは東京湾に上陸するというのは多分ゴジラのパロディだ。

『すかんぴん~』と同年にリメイクの『ゴジラ』が公開されている。このゴジラは今の汐留め辺りから東京に上陸し、当時完成するかしないかの有楽町マリオンを破壊している(『すかんぴん~』の配給は東宝)。

ちなみに吉川は広島出身で、原爆とゴジラという接点もある。

大森一樹が撮った吉川晃司三部作についてはどれも良作なので、あらためて書きたいのだけど、なぜかいまだDVD化されていない。昨今、ありとあらゆるマニアックな映画がDVD化されているというのに、こういう中ヒット作が見捨てられているのはなぜだろう。

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コメント

おりた

当時の吉川さんとか、現代においてはこのインタビュアーさんがそうなんでしょうが、実際のロック界の人は芸能界に対して小室さんにしても布袋さんにしても、なくなっている人が多くて自分たちの商売をうまく広げられる場所として、ロック界の住人も芸能界を見るようになっていたんですよね。

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