CMから見るビール業界の現在
マスゴミ嫌いなネットピープルの皆さんはあまりテレビなど見ないんだろうけど、僕なんかは石のようにへばりついてテレビやCMばっかり見ている。それはそれで、何やらビール業界がてんやわんやしているなあというのがCMから伝わって来たりしておもしろい。
昨今のビール、発泡酒、第三のビールと分裂し拡大するビール類市場は、商品点数の増加、商品コンセプトの拡散、似た商品の登場など、まるでファミコン末期かのような様相を呈してきていた。しかし、2007年になり、プレイヤーである各ビールメーカーの動きは、小競り合いから真っ向勝負へとフェイズが移行してきているようだ。
発泡酒の世界で明らかに乗り遅れているのがアサヒビール。そのアサヒはこれまでの主力商品を切り捨て、2月10日に新ブランドを投入した。その名も“本生ドラフト”。
ん、新製品? ネーミングからして主張はゼロ。特徴がないのではなく、王道狙いと考えるべきだろう。初めて聞いた瞬間から、なんか聞き慣れたような錯覚を感じさせる商品名を考えるのは高度なコピー力を必要とする。青空をバックに香取君がビールを飲み干すというありふれたCM。初見からもう初めてとは思えないという錯覚を与えるCMを作るのもプロフェッショナルのお仕事。これを王道でなくて、なんと呼ぼうか。あ、マンネリ?
一方、ライバルのキリンは、ビールでのシェアNo.1返り咲きを狙って、“ラガー”“一番絞り”に続く、第三の主力ブランド“ザ・ゴールド”を3月に投入するという。そもそもキリンは90年代初頭に“ラガー”“一番絞り”両方のブランディングに失敗し、1996年に自滅に近い形で“スーパードライ”にNo.1の座を奪われている。
なにせNo.1に踊り出たのは“スーパードライ”だ。CMには“国際ジャーナリスト”の肩書きであの落合信彦を起用、浅草のスーパードライホールは世界のスタルクを起用したのに“うんこビル”呼ばわり、『美味しんぼ』には「鉄のスプーンを舌に押しつけたときの味」とまで断罪。こんな散々な経歴を辿ってきた商品が、いつのまにやら国民的ビールだ。“落合信彦”、“うんこ”、“美味しんぼ”ってまさに“中二病的ビール”。どうしたらそれに負けるのか? 不思議。
で、そのキリンが起死回生を賭けて投入する新ブランド“ザ・ゴールド”のプレサイトのムービーを見てみた。これはどうも“日本の優れた技術”、“ものづくりバンザイ!”をアピールする広告キャンペーンになりそうだ。“ビールのプロジェクトX”という見出しが書かれた企画書が浮かぶ。あと“美しいビールの品格”みたいな類のキャッチが使わないことを祈る。
CMでいうと、ホンジャマカの石塚を起用したサッポロ“うまい生”のCMもよく目にする。低カロリーを売りにする健康ビールに人気が出る昨今、高カロリーなイメージのビールというのも悪くない。が、それより何より、サッポロは外国のファンドに買収されるとかで騒ぎになっているようだ。ニュース番組はあまり見ないのでよくは知らないのだが。
でも絶対その外国って、ドラフトワン公国だったっていうオチだよね。間違いなく。
ドラ王子は「ドラフトワンに合う食べ物『ドラフード』を探しに世界を飛び回っている」っていいながら、認定したドラフードが“餃子”と“唐揚げ”って、何だそりゃ? 次は“ハンバーグ”か? “お子様ランチ”か? 構わないから買収されてしまえ。もしくは、17年前のお台場に送りつけてしまえ。

浅草のうんこはフィリップ・スタルクでは?
投稿情報: 通りすがり | 2007年2 月28日 (水) 13:24
あなたの記事はつまらないですね
投稿情報: | 2007年2 月28日 (水) 14:35
アサヒスーパードライのCMキャラ、少なくとも最初に起用されたのは落合信彦ではなく、現慶應義塾大学環境情報学部長(当時カーネギーメロン大学のせんせー)だった冨田 勝(冨田 勲の息子さん)だったんじゃないでしょうか。で、しばらく学者さんシリーズが続いたような記憶があります。
落合を起用した結果、一位になったということでしたらごめんなさい。
投稿情報: yabu | 2007年3 月 2日 (金) 15:46
結局私怨しか書いてないというオチ。
投稿情報: RATT | 2007年4 月 1日 (日) 17:59