和製ディスコグループ、ドクター・ドラゴンとオリエンタル・エクスプレス
ビクターエンタテインメント (2006/04/26)
今年の四月にCD化されたものだけど、取上げそこなっていた。Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレスとは架空のディスコバンドで、このグループの楽曲の作曲者、ジャック・ダイアモンドは筒美京平の変名。日本一有名な歌謡曲の職業作曲家が匿名でディスコにいどんだのがこのDr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレス。 筒美流のディスコサウンドは、8ビートを基調とした短調なディスコ風リズムにストリングスという、正当なフィリーソウルを継承しているものが多い。筒美京平と言えばパクリの名手としても知られているが、ある種のフォーマットの上で自分の作品を作ることが好きなのだと思う。
70年代後半に筒美京平は浅野ゆう子(『セクシー・バスストップ』など)や岩崎宏美(『ロマンス』など)にディスコミュージックをベースにした楽曲を複数提供している。 その説明はココやココでどうぞ。 その辺の筒美ディスコはすでにコンピが出ているので、こちらがおすすめ。
ビクターエンタテインメント (1998/03/21)
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で、これとは別にDr.ドラゴン名義でも7枚のシングルと1枚のアルバムが発売されている。今回のCD化は1992年以来の2度目だそうだ。 このCDには当時の糸居五郎によるライナーノーツが付いており、そこに1976の初頭に開かれた第1回世界ディスコ会議が開催された話が出ている。
会議2日目にヴァン・マッコイ、ノーマン・ハリス、ヴィンセント・モンタナ、ボブ・クリューなど、現在のディスコ音楽界を代表する人気音楽家プロデューサーたちを中心に「ディスコ・ヒットを製作する方法」について白熱の討論が展開された。
すべて当時のディスコのキーパーソンたち。ヴァン・マッコイはいうまでもなく『ハッスル』の人。ディスコブームの終焉とともに夭折した伝説の人。最近彼の名義のアルバムを輸入盤で入手して聞いたりしているんだけど、それを聞く限り才能はなく、『ハッスル』もバリー・ホワイトの焼き直しに過ぎなかったりするんだけど。ノーマン・ハリスはMFSB周辺の人間で、サルソウル・クラシックスとしておなじみのファースト・チョイスのプロデューサーを努めている。ヴィンセント・モンタナはMFSB→サルソウルオーケストラという黄金集団の中心にいたビブラフォンプレイヤー。ボブ・クリューは60年代ポップスの時代から活躍する作曲家で、『君の瞳に恋してる』の作者でもある。この曲は元々フォーシーズンズのフランキーヴァリの曲だけど、のちにボーイズタウンギャングがディスコアレンジでカバーし、そっちで有名になった曲。そんな豪華メンツによるディスコカンファランスとはすごい!



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