亀田三兄弟vsジャクソン・ファミリー
亀田三兄弟長兄の試合、結果と周囲の反応をたっぷり見た上で試合(録画)を見たせいか、別にそんなに驚愕の判定には思えなかった。ジャッジよりもT-BOLANの君が代の方がよっぽど驚愕だった。あれは許しがたい。
で、試合のほうは全然ホームデシジョンの範囲内のように見えた。まあ、これは普段からK-1の酷いジャッジを見慣れている(武蔵とか)せいかもしれない。多分そうだ。
とはいえ僕も亀田興毅が本当に強いと信じているというわけでもない。ただ感想としてはボクシングだって競技である前にテレビのコンテンツなんだっていうこと。北京五輪ではNBCがアメリカのゴールデンタイムに人気競技の決勝を行なうように働きかけていたり(参照)、テレビ局の要請どおりに日本バレーボール協会がラリーポイント制にルール改正したり(参照)、スポーツの運営やルールにテレビが介入するのはむしろ当たり前。どこまでがガチでどこまでがヤオかなんて簡単にはわからない。その辺の話は『CM化するニッポン―なぜテレビが面白くなくなったのか』という本が詳しい。 亀田兄弟で言えば、あれはTBSが子供時代からカメラを入れて撮り続けてきた文字通り“テレビコンテンツ”なわけで、朝日、読売などTBS以外のメディアの今回の報道がひどいのもライバルのコンテンツだから。で、亀田親子の物語は、前にも書いたけど、四半期に一度の改変期に放送される“大家族モノのバリエーション”なんだと思う。青木家などの大家族モノは“ムツゴロウさん”や“裸の大将”と同様、僕らが昭和に忘れてきた大事なものを思い出させてくれる。もちろんどれもよくできたフィクションなんだけど。 問題はこの見る側の本音がネットで広がってしまう時代に、どこまでテレビがウソをつき通せるかなのかもしれない。当然、世界チャンピオン奪取してもまだストーリーは続くのであって、最初の山場は12月31日のレコード大賞を前日にずらして開催する亀田ボンバイエ。おそらくここではTBSの隠しだまがまっているはず。まあ母親と感動の対面等のシーンってところか。それでも終わらず、その先のストーリーもずーっと続くだろう(彼らの支持層のロールモデルとしてはできちゃった婚というイベントは欠かせない)。とりあえず、10月にTBSと契約が切れるっていう話もあるようなので、目が離せなくはある(参照:ブラック・アイ。これはナイスな記事)。 あと、ネットの反応を読んで初めて知ったのだけど、客席に一際目立つ“康芳夫”の姿が映っていたようだ。
康芳夫
暗黒プロデューサー。自称「虚業家」、「トリックスター」。
1937年東京生まれ。東京大学卒業。
「アントニオ猪木VSモハメド・アリ」、「アントニオ猪木VSアミン大統領」*1、「ネッシー探検隊」*2、「オリバー君来日」、「家畜人ヤプー」出版、などを手がける。
ゲルショッカー辺りに所属していてもおかしくないすごいプロフィール。興味ある方はこれをどうぞ(虚人魁人康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝。) この男が仕掛け側にいるのなら、亀田三兄弟の敵はボクサーに留まらないかもしれない。亀田三兄弟vs叶姉妹や亀田三兄弟vsジャクソン・ファミリーなども冗談ではなくあるかもしれない。あと増殖して亀田51人衆になったり、赤青黄のシャッフルユニットができたり。無理矢理卒業させられたり、タバコを吸って謹慎したり、未成年に暴行して野球チームを解散したり、オウム信者であることがばれたりね。そんなとこか。

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