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2006年4 月 8日 (土)

麻生千晶研究 このエントリーをはてなブックマークに追加

以前、麻生千晶という人物についてブログのエントリーで触れたことがあるが、今回はその続き。まずここまでのまとめをしておく。「辛口で知られる作家の麻生千晶」の肩書きで夕刊紙に登場し、タレントやテレビ番組についての悪口を言うことを生業とする麻生千晶という人物がいる。ぼくはそれを麻生千晶とは夕刊紙の記者がタレントなどの悪口を書く際に、勝手に使用してもいいパブリックドメインなのではないかというのを以前ネタとしてエントリーとして書いたのだが、それがまんざら冗談ではないという記述をよそのブログで発見した。

週刊誌などで、テレビに詳しい文化人のコメントを掲載するときに必ず名前に上がってくる、麻生○晶という人物がいるが、フラッシュの写写丸と同様、実際は=本誌記者のコメント と言うことで、実際は架空の人物らしい。 麻生○晶という人物そのものは、実在している。だが、その人物が、実際にかかれてあるようなコメントをしたか、あるいは本当にそう思っているのか、あるいは記者がいちいち電話してその人物にたずねたのかというと、そういうわけではなく、記者が、自分(あるいは自社)の意見ではなく、だれか権威ある人物の意見であるとした方が都合がいいときに、この人物の名前をかたって、自分の意見を書いているにすぎない。 自分や、自社に都合のいい、ある特定の組織の意向を汲んだ偏向記事を書くときには、本当は自分が書いていながら、自由にその人の名前をつかっていいという、業界の了承があるのだ、楽な、何かと便利な存在というわけである。 http://d.hatena.ne.jp/pokopiko/20040108#p2

俄然、麻生千晶に興味が湧き、Amazonで手に入る『世紀末、どくぜつテレビ』と『美空ひばりは鶴だった』(『心のノート―ちいさな生の記録』という本も出てくるが、こちらは同姓同名で、すでに亡くなっている。)を通読してみた。 まず『美空ひばり~』の方は、初版刊行が2005年5月。つい一年前だ。『世紀末~』の方は1998年ともう8年前。まったく題材が違うことだし本当に同じ作者によって書かれた物なのかと疑問に思ったのだが、細かく読むと同じ著者と思われる部分はあるような印象を受けた。面倒なので細かく指摘はしないけど、ひねりのなさの共通点が感じられた。同一人物による著作だと思う。前者の『世紀末~』の方は、テレビ批評なのだが確かに最近の夕刊紙でのコメントに近い辛口を伺うことはできる。ま、正直ぜんぜんおもしろくなかったけど。 Wikipediaでの麻生千晶の記述はおそらく上の著作の巻末に載っているものを参考に書かれているので、とくに資料としての価値はなさそうだが念のため引いておく。

麻生千晶(あそうちあき、1938年2月8日 - )は、日本の小説家、コラムニスト。岡山県出身。 1961年、東京大学文学部フランス文学科卒業。1969年、『ビフテキとブラームス』で小説家デビューとされているが、名前とともに世に知られた作品は皆無。近著では『美空ひばりは鶴だった』があるが、その内容を見ると文章および構成能力は素人程度と言ってもいいほど。小説家としてデビューはしたものの、そのような才覚であるために新聞や雑誌のコラムを書くのが中心となり、小説家(あるいは作家)とは言えないのではないかとの声もある。 現在では「作家」「評論家」「批評家」とさまざまな肩書きを流動的に使い、コメンテーターのようなコメントをタブロイド紙や雑誌に寄せている。芸能やプロ野球などの問題について辛口の発言をしているが、品格や見識もなく、また独断と偏見に満ちた発言が多いため、「婆さんが縁側でつぶやく独り言」程度にしか評価されていない。「民間放送連盟賞」、「ザテレビジョン:ドラマアカデミー賞」などの選考委員も務めている。

現在でもサンケイ『ビジネスアイ』で「メディア斬り」という連載は続けているらしい(該当連載は未確認)。 いろいろ調べても麻生千晶が夕刊紙が作り上げたパブリックドメインなのかどうなのかの証明にはまったくならなかった。夕刊紙の内部関係者に聞くのが一番早いか。それか裕木奈江辺りが一度名誉毀損で訴えてみれば面白いのに。 これで「麻生千晶研究」なんていったら詐欺みたいなんで、せめてもの罪滅ぼしにネットに残っているデータをかき集めて「作家の麻生千晶のコメント集」を作ってみた(作成に当たっては コチラの記事を活用させてもらいました)。

「今の日本にはマンガとバラエティー番組しか見ず、体だけ大人で頭は幼児の連中が闊歩している。中東のような生きるか死ぬかの地域に、そういう人が旅行に行くこと自体もってのほか。流れ弾に当たって懲りたほうがよかったのでは…。まったく情けない国辱もの」(2002年4月20日,ZAKZAK)

紛争中のベツレヘムを観光していたカップルについて。このコメントはキライじゃないな。

「要は本人の資質の問題です。同じお気に入りの香取は英会話に挑戦している。第5の男といわれた草なぎも韓国語をマスターするなど単なるアイドルではないことを見せている。ところが、稲垣は、単に事務所の敷いた路線に乗っているだけで、なんら売り物になるものをつくってこなかった。どんどん新しいコが出てきているし、そのうちスパッとやられるかも……」(2003年11月18日 出典?)

稲垣吾郎について

「ベッカムは俳優ではなくスポーツ選手でしょう。能力で評価されるべきであり、ルックスは関係ない。ジダンやロナウドら、より優れたサッカー選手に“様”をつけないのに、“ベッカム様”とは、こんなにバカげた話がありますか。ジダンの頭髪が薄く、ロナウドが有色人種だから様をつけないのか、と思われても仕方がありませんよ。他のサッカー選手が日本人を見たら、この国は異常だと思うでしょうね」(2003年6月 20日 ゲンダイネット)

ベッカム来日時の成田空港の様子ついて

「顔が売れているからと、NHKが育てた人を引っ張ってくるTBSは旧態依然。まして、明るく笑っているだけのカワイコちゃんはおじさまには受けるかもしれないけど、番組を担うだけの力はないと思う」(2004年9月11日,ZAKZAK)

TBSブロードキャスターのメーンキャスターに就任したクボジュンへのコメント。これは同感です。

「TBSはやることがズレている。朝からギトギトしたみのさんでは…。旬を過ぎた久保純子さんやよそで目立った人ばかり連れてくる。一方で筑紫(哲也)さんにいつまでも頼る。テレビ局はもっと幅広い発想が必要。かつてのTBSは東大卒をよく採用し、個性豊かな人材を採らなかった。その人たちが今幹部になって、新しいことでコケるのが怖いのでは…」(2005年4月11日,ZAKZAK)

TBSの視聴率低迷について

「木村くんは“オンリーワン”ですね。子供ができても、ドラマに入ると本人の(私生活の)情報を忘れるくらい魅力がある。演技がうまいのではなく天性の自然体だし、脚本もいい。(視聴率は)落ちないと思いますよ」(2005年5月9日,ZAKZAK)

キムタク主演ドラマ『エンジン』について。キムタクのことは好きなんだねえ。

「女子アナはバーのホステスじゃないんだからっていう格好ですよね。でも男性アナは若くてきれいだから、クール・ビズも似合う。日テレの運動は評価したいし、定着すればいい。でも、総麻の軽いジャケットとか着たほうがいいですよ。TPOに合わせることが大事」(2005年6月13日,ZAKZAK)

クールビズについて。若い男は嫌いじゃない。わかりやすい。

「出すぎは出すぎですね。(貴乃花親方の)脳みそ、筋肉だと思っていましたが、非常にクレバーな人ですね。部屋を持つことは苦労するんだなって感心しましたよ。でも、(出すぎて)うんざりする。一度味方になった方が離れていってしまうのでは?」と話す。そして「(勝氏が)出てこないから、『どうなるか』って視聴率は上がるかも」(2005年6月20日,ZAKZAK)

若貴バトルに関して

「当時はNHKの御用達という感じで、その後の代表作も思い当たらない。慶応出身で、インテリを鼻にかけている感じです。ギャラが安かったのかしら」(2005年4月21日,ZAKZAK)

紺野美沙子について

「紅白の命運は尽きた。死に体にバンソウコウを貼っても、内臓がグチャグチャなら治らない。それと同じです。曲を選んでっていうのなら、『思い出のメロディー』と一緒。誰が大みそかのクソ忙しいときに見ます? 海老ジョンイルがいた頃は鶴の一声でなんとかしてたけど、今は現場のやりほうだい」(2005年8月24日,ZAKZAK)

紅白について

「出かける前の忙しい時間、毎日15分ずつなんて見ないでしょ。奥様が亭主を見送ってから朝ドラを-という時代じゃない」 「今は、現実の方がドラマより仰天ニュースが起きている。だから道徳臭ぷんぷんのNHKは生ぬるいんですよ」(2005年10月18日,ZAKZAK)

NHK朝ドラ視聴率低迷について

「本当に優秀な女性は自分を客観視できる。だから50歳過ぎて、場違いな青いドレスを着て舞い上がったりしないし、政治家として先輩である他党の党首をコキ下ろしたり、官僚の経験をひけらかしたりしないものです。謙虚さのカケラもなく、自分たちを優秀だと思っている彼女らは、この一点では優秀ではないし、そんな女性らを重用している小泉首相はもっとバカです。その首相を携帯カメラで追っかけまわし、自民党を大勝させた有権者も悪い。日本の民度の低さだと思います」(2005年11月7日,日刊ゲンダイ)

「謙虚さのカケラもなく」ってどの口が……(笑)

「完全にミスキャストですね。われわれ視聴者はこれまで広末さんが起こした数々のスキャンダルを知っていて “いい加減な女”というイメージを持っています。子供も産んでいますし、つらい運命を背負って純愛を貫いて死んでいった清純なヒロインとは対極の位置にいる女優です。演技でカバーするといっても、ドラマを見る方からすればイメージが違いすぎて感情移入できません。シラケるだけだと思います」(2005年 11月16日,日刊ゲンダイ)

ヒロスエについて

「前々から紅白の使命は終わったと申しておりますが、NHKも今年が落ちたら、受信料不払いが加速すると考えるでしょう。だから、みのさんに泣きついた。“紅白って今年が最後かも”と見る人が出て、去年よりは見られるかもしれない。今年は寒いし、若い人が外出せずに見る可能性も。気象条件が追い風になるかもしれません」(2005年12月22日,ZAKZAK)

紅白について

「彼は自己顕示欲が強い上に、フリーだから画面から長い間消えることに我慢できないのでしょう。ただ、手術姿まで公開するのは…。番組の中で立ったまま寝ているように見えたことがあったが、今後、倒れないかと心配です」 「表面的に心配しているように見えて、本当は人の不幸に興味を持つ人間の醜い部分に便乗しているようにも映ります」(2006年1月13日,ZAKZAK)

みのもんた評

「出演者に(50歳を超える)年配者が多いので雰囲気が地味。舘ひろしさん(55)はいい役者ですが、49歳で死んだ信長を演じるのには違和感がある。同様のことは秀吉役の柄本明さん(57)にも言える。また公家風だった今川義元をアクの強い江守徹さん(61)が演じるのは…。子役に華がなく、視聴者は『この子が本当に目のクリクリッとした仲間由紀恵になるの』と思う人がいたかもしれません」(2006年1月 16日,ZAKZAK)

あまり悪口になってないな。ふつうの感想。

「彼女はどこが新進で、どこが芸術家なのでしょうか。未来の才能を見いだそうというよりは、よく知られた人を選んでおこうという国側の安易な姿勢を感じます」(2005年1月20日,ZAKZAK)

裕木奈江の国費留学について

「彼らにすれば、自分たちなりのフィルターを通して公表していると言うのでしょうが、縁側でブツブツと小言を言うおじいさんと同じレベルで、無名で力のない人が、好き勝手な話を裏メディアで公表しているだけ。一応は歴史や見識に基づいたフィルターを通し公表される既存のメディアとは全く違います」(2006年1月21日,ZAKZAK)

これはセルフパロディの領域。テレビ番組の評論家がなぜかライブドアPJを語っているというw。僕もこの記事があったから麻生千晶がアラン・スミシーではないかって気づいた。

「香取さんのやたらに目をむいたり、大声を張り上げて威嚇したりといった過剰な演技は相変わらずですね。全体的な作りも安っぽく見えました。孫悟空、沙悟浄、猪八戒の3匹の妖怪がそれっぽくなく、生身の役者そのものという印象で違和感がありました。どうせなら、衣装もセリフも徹底的に妖怪っぽくして、完全に物語の世界に引き込ませるべきです。すべてが中途半端だから、まるで学芸会のような安っぽさが目に付いてしまう。次回から視聴率は落ちていくんじゃないでしょうか」 (2006年1月19日 ゲンダイネット)

月9の『西遊記』について。香取を学芸会って言うのは、『新撰組!』のときに誰かもいってたぞ。

 「特にスノーボードの不思議な名前の兄弟。転んで泣いていたが、泣くのは甘えがあるからで、競技以前の問題。国を背負っているのだから、申し訳ないという気持ちになるべき。(スピードスケート女子の)岡崎(朋美)には同情するが、スキーの原田(雅彦)の失格など、もってのほか。世の中をナメている」(2006年1月21日 ゲンダイネット)

トリノオリンピックの童夢くんとメロちゃんについて。ラップには触れないの?

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コメント

下総小作

千葉県在住の64歳田舎ものです。故に全国区の「麻生千晶」なる名前を今日初めて拝見。今朝の新聞紙上に掲載の週刊誌の見出しを視てあまりにヒドイ表現に一言お送り致した。
”麻生千晶”如き不感症非人格者、更に売り上げのみに固執した貴誌に「長嶋一茂」氏を誹謗中傷されるとはまことに悲しい。人それぞれの人生ですが周りの人をも含めて悲しめ堂々と生きことは許されない。ご返事たまりたく。

下総小作

千葉県在住の64歳田舎ものです。故に全国区の「麻生千晶」なる名前を今日初めて拝見。今朝の新聞紙上に掲載の週刊誌の見出しを視てあまりにヒドイ表現に一言お送り致した。
”麻生千晶”如き不感症非人格者、更に売り上げのみに固執した貴誌に「長嶋一茂」氏を誹謗中傷されるとはまことに悲しい。人それぞれの人生ですが周りの人をも含めて悲しめ堂々と生きことは許されない。ご返事たまりたく。

Yanakatsu

 私のブログに麻生さん並びに「週刊新潮」に対するコメントを記載させて頂きました。呆れて物を言う気もなりません…
 これこそ一般市民に対する冒瀆とタレントに対する誹謗中傷以外の何者でもありません。反論あるなら何時でも書くつもりです。

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about::フリーランス編集者・ライターの速水健朗のブログ。ディスコや歌謡曲などについて。

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