格闘技と広告について
ちょっと前に巧妙化するペイド・パブの手法とPRIDEの瀧本誠というエントリで、格闘技と広告に関する話を書いた。
簡単にまとめると、大晦日に男祭りの舞台で菊田早苗と戦うことが決まっている瀧本誠にはパチスロ屋のスポンサーがついており、その広告のために胴着を着て闘う瀧本誠はスポンサーサービスとして、決してKO勝ちもKO負けもせずに、いつもフルラウンド立ちつづけるという話だ。
プロは客を楽しませるものというのは、少し観客により過ぎた意見かもしれない。食べるために闘う以上、自分の生活を支えてくれるものに忠誠を誓うのはプロとして間違ってはいないし、現代においては広告からは逃れられない。
そんな広告と格闘技を巡る事情にイノベーションという記事がこちら。
背中を売った。トランクスでも、ガウンでもない。慣れ親しんだ柔道着でもない。中村はスポンサーから指定されたイラストを背中に直接、ペイントして男祭りのリングに立つ。スポンサーの遊技機(パチンコ、パチスロ)メーカー大都技研と背中部分の縦横各40センチのスペースで契約し、新型パチスロ機のキャラクターを背負う。<中略>
関係者によれば「3日後ぐらいに発色が良くなる」と試合3日前に3時間かけて専門家に特殊メークで描いてもらう。特別なカラーを使用するため、1週間は消えない。
やはり大晦日のPRIDE男祭りに出演する中村和祐が新しい広告を導入するという記事。ひと言でいえば消える刺青を背中に描くというタイプの広告が使われる。
スポンサー料金も破格の推定1000万円。中村の所属事務所となるJ-ROCKの國保尊弘社長は「国民的な年末イベントでの広告です。スポンサー側は中村への期待料も込めて破格にしてくれた」と説明した。
1000万とは畏れ入る。ま、スポンサーのためにも秒殺されないことを祈ります(いやされて欲しい)。
カズ中村選手は6月のPRIDEでもクールビズの広報活動に(参照:PRIDEにおけるクールビズ)いそしんでいたのが記憶に新しいところ。もともと吉田秀彦の抱き合わせファイターとして格闘技ファンからはあまり好まれてはいない選手だけに、格闘界の広告・宣伝のパイオニアとして居場所を求めて生き残ってくれるといい。
あと、僕はタイアップやらパブやらに対して皮肉めいたことを言いがちだけど、別にそんなに嫌っているわけではない。資本主義の向こう側を見てみたいだけだ。

コメント