2012年8 月10日 (金)

『都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代』発売 このエントリーをはてなブックマークに追加

Mollshoei

 

都市と消費とディズニーの夢  ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21)
速水 健朗
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 2757

 

 

ここ数年来の僕の最大のテーマだったショッピングモールの研究をまとめた新刊が本日、8月10日より書店に並びます。『思想地図β VOL.1』に載ったものを基本としながら、大幅に加筆修正したものです。個人的には、『ショッピングモール化する世界』か『ショッピングモーライゼーション』がよかったのですが、営業的、その他の理由によりいまの題名になっています。

思想地図の論文にはなかった、部分として、ウォルト・ディズニーの生涯における“お引っ越し”の過程を大幅に加え、また、ショッピングモールの歴史のパートに、『シザーハンズ』『ゾンビ』といった映画との関わりを大幅に加えました。 基本的には、ショッピングモールが生まれた背景、その思想、歴史などを遡りながら、関連する「都市計画」「テーマパーク化」「郊外化」「公共性」「カルチャー」などについて考察するものです。 ただし、ショッピングモール=郊外という連想からは、かなり逸れています。主に都市論、観光論です。

これから、池袋リブロ本店でのブックフェアや、8月31日の古市憲寿氏とのショッピングモールに関連したトークイベント(阿佐ヶ谷LoftA)を行います。その他、プロモーションに関連したイベント、取材依頼などありましたらご依頼お待ちしております(メールは hayamiz_k @ yahoo.co.jp まで)。

「ショッピングモール化する社会と世界」
【場所】阿佐ヶ谷LoftA(東京都杉並区阿佐谷南1-36-16ーB1)
【出演】速水健朗、古市憲寿(社会学者/『絶望の国の幸福な若者たち』等)
OPEN 18:30/START 19:30
前売¥1,500 / 当日¥1,800(共に飲食代別)
*前売券はローソンチケットにて発売中【Lコード:37607】

以下、目次です

第一章 競争原理と都市
コインパーキングによって変わった街の風景

都市のすき間を埋めるビジネス
公共施設にスターバックスができる理由
病院にカフェが増えるメリットとは
サービスエリアの民営化による変化
競争原理のもうひとつの側面
東京駅、羽田国際ターミナル、東京スカイツリー
ステーションシティ化とは何か?
空港民営化時代の競争戦略とテーマパーク化
東京スカイツリーとショッピングモール
グラウンドゼロの教訓と都市の創造者
最適化する都市=ショッピングモーライゼーション
六本木ヒルズはショッピングモールか?
商店街の衰退について回るウソについて
社会学から見たショッピングモール批判
まちづくりとコミュニティデザインブームへの違和感

第二章 ショッピングモールの思想
ディズニーの最後の夢とショッピングモール
ウォルトの最初の“夢の王国”
都市の夢と二〇世紀初頭の偉人たち
鉄道マニアの果てに
東西冷戦とノスタルジー
保守主義者・愛国主義者のウォルト
“夢の王国”の誕生
テーマパークとは何か?
テーマパークと物語の導入
アメリカにとっての建国物語である西部開拓史
「トイ・ストーリー」に示された二つのフロンティア
ディズニーランドの視覚効果
ディズニーランドの次の夢
ウォルトの死によって完成しなかった都市
犯罪ゼロの理想的都市EPCOT
一九五〇年代の大都市の荒廃
ショッピングモールの父、ビクター・グルーエン
ショッピングモールと田園都市

第三章 ショッピングモールの歴史
街と消費のかかわり、パサージュから百貨店へ
スーパーマーケットの登場
黎明期のショッピングモール
現代のショッピングモールの原形の登場
モータリゼーションからスーパーハイウェイへ
ルート66の廃線とアメリカ人のノスタルジー
「カーズ」で描かれるアメリカ道路行政の転換点
アメリカ的生活のショッピングモール
「シザーハンズ」とニュータウンの共同性
「シザーハンズ」と郊外生活者のディストピア
公共性を帯びていく六〇年代のモール
モールに対する反発と批判の一九六〇年代
映画「ゾンビ」のショッピングモールの様式
人はゾンビになっても消費から逃れられない
ゲイテッドスペースとしてのモール
モールの手法を用いた都心の再開発が始まった一九七〇年代
観光地と結びつくモール
複合プロジェクト型再開発時代の始まり
映画「ターミネーター2」とダウンタウンモール
サンディエゴの都心再開発とジャーディ
アメリカダウンタウンのモーライゼ―ション
ボードリヤールのモールへの予言

第四章 都心・観光・ショッピングモーライゼーション
【高級ニュータウンと玉川髙島屋SCの誕生】
東京近郊高級住宅街の現在
緑と明るい空間に太陽光が指すモール
戦後のニュータウンと戦前の郊外住宅
日本最初のショッピングモール
鉄道会社主体の都市計画
多摩田園都市というニュータウンの誕生
中流階級台頭とモールの普及
モールとデパートの違い
【自動車時代のショッピングモール】
日本版本格郊外型ショッピングモールの登場
船橋ヘルスセンターと東京ディズニーランドの共通点
モール=ハードウェア、テナント=コンテンツ
ショッピングモールにとっての優良コンテンツ
【観光地とショッピングモール】
アミューズメントパークとモール
ラスベガスのショッピングモーライゼーション
ジャーディとラスベガス
モール、テーマパーク“シティ”への環境変化
【一九九〇年代の日本のショッピングモール状況】
一九九〇年代以降の日本のモール急増
日本版ダウンタウンモール
代官山モーライゼーション
都市とコンテンツ、モール化するテレビ局
【グローバル化とモールの関係】
訪日観光客で変わる街
観光客はショッピングモールを目指す
世界のモール化する観光地
クアラルンプールのショッピングモール
観光都市という視点
ショッピングモーライゼーションがもたらすもの

あとがき

2011年11 月24日 (木)

『ラーメンと愛国』元ネタブックガイド このエントリーをはてなブックマークに追加

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)
速水 健朗
講談社
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僕の著書『ラーメンと愛国』、発売一ヶ月。つい先日、増刷も決まり、媒体の書評だけでなくネットでの感想なども多くいただいています。
今回は、参考図書ではなくて、この本のラーメンを軸に日本の戦後史を振り返るという発想の元になったいろいろな本を取り上げたいと思います。つまり、元ネタブックガイドです。

ナポリへの道
ナポリへの道
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片岡 義男
東京書籍
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まず、本の中でも触れた片岡義男『ナポリへの道』。これは、戦後に進駐軍の兵隊がパスタにケチャップをかけたスナックが、戦後日本人の子どもの好物として定着していくという物語から、戦後の日米の関係を見出していくという、片岡義男らしいアメリカの影としての日本を描き出していく一冊。これのラーメン版が『ラーメンと愛国』でぼくがやりたかったことです。

 

シンセミア〈1〉 (朝日文庫)シンセミア〈2〉 (朝日文庫)シンセミア〈3〉 (朝日文庫)  

「ラーメンと愛国」の冒頭はアメリカの小麦戦略の話で始まります。読んでる人は「あ、シンセミア」と思うはず。阿部和重の「シンセミア」は、パン屋とレンタルビデオ屋が町の権力者として君臨する地方都市を戯画化して描いた長編小説。この小説におけるパン屋は、アメリカの権力の代行者。「ラーメンと愛国」は、ノンフィクションだけどラーメンという小麦食の食べ物=アメリカの影を通した戯画化したラーメンの戦後史をやりたかったんですよ。

菊とバット〔完全版〕
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ロバート ホワイティング
早川書房
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元ネタという意味で、実際に一番ぱくっているのはこれ。著者のロバート・ホワイティングは、「助っ人外人」として日本に来た大リーガーに取材して、日本の野球の特殊さをおもしろおかしく綴っている。つまり、アメリカから輸入されたベースボールが、日本人の生活の中に組み込まれ、日本人式にローカライズされて定着し、野球となった。この構図は、中国由来の支那そばが、日本式にローカライズされてラーメンになるのと一緒。実は「ラーメンと愛国」執筆中に考えていた仮題は「菊とラーメン」でした。前書きとかは、丸ごとぱくろうとまで考えていた。

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性
小熊 英二
新曜社
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これはタイトルの元ネタ。内容的には真似た部分はないが、とても読みやすくおもしろい本。僕の本では日本が戦争に負けた理由を、生産技術という思想の有無としたが、こちらの本でも日本が戦争に負けた理由が前半で読み解かれる。この本では、日本人の組織の腐敗体質が原因とされる。これは、3.11後にこそ読まれるべき内容。
ぶっかけめしの悦楽
ぶっかけめしの悦楽
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遠藤 哲夫
四谷ラウンド
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これは、国民食と呼ばれるカレーライスのルーツを、インドや英国に求めるのなく、ぶっかけめしという、日本、アジア由来の食文化のルーツに求め、その歴史や文化を追求していくというもの。ラーメンのルーツを中国ではなく、小麦食、小麦の背景にあるアメリカに求めるという発想や、ストレートではない文化史の書き方として、この本の影響を受けています。まさか、著者にツイッター上でディスられるとはね(笑)。

というわけで、『ラーメンと愛国』は、これらの本からアイデアをパクっています。ありがとうございました&お世話になりました。

2011年10 月13日 (木)

講談社現代新書のカバーの色のひみつ このエントリーをはてなブックマークに追加

Gendaishinsho

講談社現代新書のデザインといえば、特徴的なのがカラー。以前から気になっていたんですけど、ジャンルで色分けしているわけでも、著者ごとにカラーが決まっているわけでもありません。

いつだって大変な時代 (講談社現代新書) 江戸の気分 (講談社現代新書) 落語論 (講談社現代新書) 落語の国からのぞいてみれば (講談社現代新書)

同じ著者でも、このようにばらばら。

上の例でいうと、『いつだって大変な時代』と『落語の国からのぞいてみれば』は、同じ黄色系だけど、前者の方がより明るい黄色。CMYKで現すなら、前者がY=100 M=25 くらいで、後者はそれにCを10くらい混ぜた感じでしょうか。

分野別でも、著者別でもないということは、何かを見分ける記号として利用しているわけではない模様です。自分の本棚の現代新書を集めてみても、やっぱりばらばらで、統一性があるようには思えません。

これについて、現代新書の編集者に直接聞いてみました。すると、講談社現代新書のカバーの色は、全部違うのだといいます。これは驚きました。

印象としては、10色くらいのバリエーションから、適当に振り分けてるのかなあ、くらいに思っていたのですが、全部別の色なんですね。

今のデザインになったのは、2004年10月刊行から。創刊40周年でのリニューアルで、通巻1738冊目Dobutuから変わったといいますそれ以後、月に4、5冊ペース300冊以上が刊行され、それ以前のものも、再版時には新カバーで出直しているので、数はわからないけど相当の点数が刊行されているはず。

その全部が、基本的には別の色なんですね。

 

 

で、一体どのように色が決められるのかについても聞いてみたのですが、それはデザイナーと編集者の話し合いで決まるとのこと。実際、どういう意図をもって具体的に、決められていくのかは興味があります。

例えば、福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』は緑。これは、「生命とは何か?」の帯にあるように、生命のイメージ=植物の葉の連想なのか、それとも本の序盤で延々と語られるワシントンの自然の描写の印象なのか、どっちにせよ緑というのはわかる気がします。

あと、最近のこのブランドのヒットでいうと、橋爪大三郎と大澤真幸のこれがあります。

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

 

ウェブでは表示されませんが、これ金です。特色ですね。この2人の組み合わせだと、そりゃ金というのは、仕方がないかとw

さて、この記事は、僕の本の発売のプロモーションです。僕は10月18日に、講談社現代新書から本を出すことになりました。さて、一番気になるのが、何色になるのかという部分。どう色が決められるのかが実際に目の当たりにできるチャンスです。

この本は、タイトルどおりラーメンの本です。とはいっても、ラーメンそのもののうまい店情報とかではなく、ラーメンを通した戦後文化史、経済史みたいな内容です。本の中の小さくないテーマとして、色の問題も扱っています。ラーメン屋のイメージカラーは、80年代までは赤。中国のナショナルカラーです。それが、90年代以降、紺や黒になっていきます。これは、むしろ日本のトラディショナルカラーです。そんな話。なので、僕としてはラーメンののれんのイメージの赤、もしくは今どきのラーメン屋の感じがある濃紺辺りを想定していました。

で、実際の表紙がアマゾンに反映されました。どん。

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

 

アマゾンの写真で見ると、少しオレンジががかって見えるかな。実物は、もう少し黄色に近い感じかもしれません。

で、なぜこの色なのか。僕は、その理由を聞いてちょっと感動しました。

Ramentoaikoku
そう、チキンラーメンのパッケージカラーなんですね。

本の中で、もっとも重要な存在として登場させているのが、日清食品の創業者、安藤百福であり、彼の発明したチキンラーメンを、これまでとは違った評価の仕方で取り上げています。具体的には、チキンラーメンの生産の手法、宣伝の手法は、日本版マスプロダクツ、マス広告のプロトタイプだったということ。そして、チキンラーメンを通して日本の流通の変革、メディア状況の変化、そして日本人の農村から都市へというライフスタイルの変化に伴う食生活の変化を語ることができるというのが、本書の骨格のひとつとなっています。あと、日本人のものづくりという思想の変化も、この製品には現れていました。

そんな本の具体的内容から、チキンラーメンのパッケージカラーを表紙に配すというアイデアにつながったというわけです。手に取った読者の大半は、本のカバーの色と内容が関係しているなんて、つゆとも思わないかも知れません。でも、そこには一冊一冊に配色を巡る物語がある。改めて本作りのおもしろさというか、編集やデザインの奥深さについて考えさせられました。

というわけで、この本をぜひチキンラーメンと並べてみてください。書店員のみなさまは、ぜひチキンラーメンと並べて本書の陳列を!

発売日は2011年10月18日。著者3年半ぶりの著作です。書店員のみなさま、ブログの読者のみなさま。なにとぞよろしくお願いします。

 

日清 チキンラーメン袋ミニ3食パック 60g×6個
日清食品
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ラーメンと愛国 (講談社現代新書)
速水 健朗
講談社
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2008年5 月29日 (木)

『ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち』目次 このエントリーをはてなブックマークに追加

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち
速水健朗
原書房
売り上げランキング: 87989

【目次】

■第1章 「情景」のない世界

 ケータイ小説のキーパーソン
 『恋空』に見る、浜崎あゆみの影
 『赤い糸』という題名はどこから来たのか
 携帯電話の普及とそれを司る女神の存在
 「コギャル」の教祖から「女子高生」のカリスマへ
 回想的モノローグと『NANA』『ホットロード』
 『ホットロード』と浜崎あゆみ
 あゆとユーミンの歌詞の違い
 歌詞への共感、オンナ尾崎としてのあゆ
 「笑わない歌姫」の系譜
 あゆのレイプ疑似体験とトラウマ語り

■第2章 ケータイ小説におけるリアルとは何か?

 本当にレイプやドラッグがリアルなのか?
 学校図書館はケータイ小説をどう捉えているか?
 「リアル系」と「ケータイ小説のリアル」
 リアル系、不幸表明ノンフィクションの流行
 『ティーンズロード』とケータイ小説の類似性
 不幸自慢のインフレスパイラル
 コミュニケーションから生まれるケータイ小説
 不良少女像の変遷
 ヤンキーを駆逐したコギャル
 浜崎あゆみから始まるヤンキー回帰
 ヤンキー文化と相性のいい相田みつを
 ケータイ小説の文化的背景のまとめ

■第3章 「東京」のない世界――ヤンキーの現在形

 ケータイ小説における「東京」の欠如
 上京という概念が存在しない漫画『頭文字D』
 援交するヒロイン
 ケータイ小説の登場人物に見る職業観
 横文字への憧れのない世界
 「東京に行かない」感覚とは何か
 復活する「地元つながり」
 広義のヤンキーについて
 DQNとヤンキーの違い
 暴走族と連合赤軍はどう違うのか?
 尾崎的な反抗から、浜崎的な内面対峙へ
 牧歌的なヤンキー漫画の時代が終わった九〇年代末
 ファスト風土的な郊外から生まれた新しい文化
 ショッピングモール内の大型書店こそ本丸
 出版を通じて日本人が形成される

■第4章 ケータイが恋愛を変えた

 ケータイ小説のリアルなリアル!?
 DVとデートDVの違い
 『恋空』に見るデートDV描写
 「妊娠小説」としてのケータイ小説――すぐに結婚したがる男たち
 暴力の理由は愛情なのか?
 ケータイ小説で恋人が死ぬ理由
 携帯電話の普及がデートDVを生んだ?
 携帯メール依存症と「つながること」を希求する若者
 変体少女文字と「つながり」重視のコミュニケーション
 AC系の潮流の中のケータイ小説
 『NANA』にみるACの傾向と「優しい関係」
 「優しい関係」における性愛の問題
 恋愛小説が顕著に映し出す時代の変化
 オールドメディアへ想いを託す彼女たち

2008年2 月12日 (火)

『自分探しが止まらない』見出し一覧 このエントリーをはてなブックマークに追加

自分探しが止まらない
速水 健朗
ソフトバンククリエイティブ (2008/02/16)
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『自分探しが止まらない』の目次です。本が店頭に並ぶのは、2月15日or16日くらいだと思います。

 

第1章 世界に飛び出す日本の自分探し

スーパースターの自分探し/若者の自分探しの旅は肯定されている?/『あいのり』の旅で見つかる「自分らしさ」/イラク人質事件に見る「自分探し」/イラクで殺された香田さんの自分探し/高遠菜穂子の自分探しの旅/現代の若者はまだインドを目指す/自己啓発本のルーツ/皮を被った自己啓発本/自分探しのカリスマ高橋歩とサンクチュアリ出版/自己啓発セミナーの歴史とニューエイジ/カルト化する自己啓発セミナーとX   JAPANのToshi/ここではないどこか、もっとすばらしい何か/現代における「信仰」とは/自分探しの旅の起源と歴史/止まらない自分探しの旅と外こもり

 
 
 
第2章 フリーターの自分探し

フリーター問題は若者の甘えである?/フリーター前史/フリーターという言葉の誕生/サラリーマンは嫌だ、ギョーカイのカタカナ職業/フリーターは明らかに増えている/猿岩石が教えてくれた新鮮な労働観/現代の労働の得体の知れない感/猿岩石が変えたフリーター像/フリーターが増える理由と新自由主義/「やりたいこと」の論理/なぜ「やりたいこと」が重要視されるのか/若者たちの「やりたいこと」とは何か?/「やりたいこと」をやれとそそのかすのは誰?/就活のバイブル『絶対内定』/個性重視教育に原因アリ?/若者が夢を追うと格差社会が生まれる/収奪される仕事の「やりがい」

 
 
 
第3章 自分探しが食い物にされる社会

自分探しビジネス/沖縄に集まる自分探し/高橋歩と島プロジェクト/自分探し系雑誌/お笑い芸人から路上詩人となりNGO代表へ/美しい環境を守るための不透明な活動!?/ホワイトバンド狂想曲とその顛末/共同出版ビジネス/自己啓発系居酒屋「てっぺん」/ラーメン屋が作務衣を着るのはなぜ?

 
 
 
第4章 なぜ自分探しは止まらないのか?

誰が自分探しにはまるのか?/消費で自己実現が果たせない世代/「ねるとん」世代と「あいのり」世代の価値観の違い/安易に感動を動員する1990年代から「泣ける」のゼロ年代へ/映画『ザ・ビーチ』に見る楽園探し/「癒しとしての消費」と「さまよえる良心」/ハルマゲドン2・0としての梅田望夫/団塊と団塊ジュニアの共通点/自分の内部に潜んでいるはずの可能性/世界と自分が直結した世界の行方

2008年1 月25日 (金)

銚子電鉄と郊外化と都市計画 このエントリーをはてなブックマークに追加

がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり
向後 功作
日経BP社 (2008/01/24)
売り上げランキング: 261

前社長の逮捕などで経営が行き詰まっていた銚子電鉄が、ネットで窮状を呼びかけたことで、副業のぬれせんべいが大ブレイクし、危機を脱するというのが、ちょうど1年ちょっと前に起こった事件。

この本はこのぬれせんべい事件とは一体何だったのかを、現場にいた銚子電鉄の社員の目からもう一度語り直される。

→続きを読む

2007年4 月 5日 (木)

『宇宙からの歌、宇宙への音』というディスクガイド本に宇宙とディスコのコラムを書いた このエントリーをはてなブックマークに追加

宇宙からの歌、宇宙への音
リットーミュージック (2007/03/28)
売り上げランキング: 18782

2007年1 月21日 (日)

『社内ブログ革命』(共著) このエントリーをはてなブックマークに追加

アイデア、ノウハウ、思考過程のメモなど、非定型情報を形として残しておくことで、アイデアのデータベースを作ることができるのがブログ。そして、それを個人で使うのでなくプロジェクト内や社内で共有することで、さらに価値が生まれる。ブログを使ったノウハウの共有、コミュニケーションを追及する一冊。 僕の担当部分は主に前半パート。

社内ブログ革命 営業・販売・開発を変えるコミュニケーション術
シックス・アパート株式会社 編
日経BP社
売り上げランキング: 34153
おすすめ度の平均: 3.5
3 過渡期の一冊 という使命
4 社内ブログはどうやったらうまくいくか、いまから導入したい人へ

2007年1 月11日 (木)

新書『タイアップの歌謡史』 このエントリーをはてなブックマークに追加

CMソング、映画・ドラマ主題歌といった“タイアップソング”を軸に、戦前戦後の日本人の消費、生活、娯楽メディアなどを読み取る昭和史の本。 ・最初のCMソングは何か? ・ニューミュージックの人たちはなぜテレビに出なかったか? ・ビーイングがなぜ短命で収束したか? ・ジャニーズはなぜ売れつづけるか? ・なぜCDは売れなくなったのか?

タイアップの歌謡史
タイアップの歌謡史
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速水 健朗
洋泉社
売り上げランキング: 43045
おすすめ度の平均: 4.0
4 ありそうでなかったCMソングの歴史の本

2006年10 月 2日 (月)

『祭られた人々』(共著)(別名義使用) このエントリーをはてなブックマークに追加

文字通り、2ch等で話題にされた散々な目に合った方々の炎上し事例集。 お世話になった方が「祭られ」ている事情などもあり、別名で書いてます。 担当パートは、企業の炎上事例と、ホットドッグ屋、日中交流の話など。

インターネット事件簿 祭られた人々—ネット社会が産んだ徒花”祭り”の実体!!
晋遊舎
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おすすめ度の平均: 3.5
2 川に落ちた犬を棒で叩く本
5 最高に面白かった!

著書

about::フリーランス編集者・ライターの速水健朗のブログ。ディスコや歌謡曲などについて。

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